気管支炎(きかんしえん)
気管支粘膜の炎症のことで、急性と慢性があります。 急性気管支炎は、ほとんどの場合、風邪のウィルスなどから感染し、 咳と38度前後の発熱を伴う場合が多いです。黄色い痰が出るのが特徴です。 その他の症状としては、鼻づまり・のどの痛み・倦怠感・頭痛などがあり、 悪化すると肺炎や喘息のような呼吸困難になったり、胸痛を伴う場合もあります。 慢性気管支炎は、ほこりや病原菌などをのどのほうへ送って排除する気管支の 粘膜にある線毛が上手く働かず、気管支に分泌物がたまり痰が増える症状です。 原因は老化や体力の衰え、タバコや大気汚染などがあげられます。 主な症状は、痰と咳で、息切れや喘鳴は、ほとんどありません。 始めのうちは急に冷たい空気を吸った時にでますが、病気が進むと年中咳が出て、 特に朝起きた時や午前中に咳や痰が多くなります。