頸椎後縦靭帯骨化症(けいついこうじゅうじんたいこっかしょう)
頸椎後縦靭帯骨化症とは頸椎変形疾患のひとつです。首の骨(背骨)の骨と骨の間は靭帯によって補強されていますが、その靭帯が何らかの原因で骨化するのが この症状です。骨化することにより、頸椎の中を走っている脊髄などの神経組織を圧迫し症状がでるものです。CTで骨化の大きさ・形状を確認し、MRIで脊髄圧迫を確認します。 症状としては、 ①肩や首のコリや痛み ②指先の痺れ ③手足の動きが悪くなる(手指の細かい作業など) ④歩き辛くなってくる(がくがくする感じ) ⑤尿が出にくくなる など手足の痺れ、痛み、筋力低下などがみられます。 発生場所によって脊柱管の前の壁では後縦靭帯骨化症、後ろの壁では黄色靭帯骨化症に分けられます。