甲状腺(こうじょうせん)
甲状腺と呼ばれている臓器は、喉ぼとけの下に、蝶が羽を広げて気管を抱くような形でくっついています。 大きさは、左右に広く縦4cm厚さ1cmで重さは15g、柔らかいので外からは触ってもわかりません。 甲状腺は、体の新陳代謝を促す「甲状腺ホルモン」を分泌しています。 新生児の甲状腺ホルモンが不足すると脳の発育や成長が遅くなり、知能障害や身長が伸びない病気を引き起こす原因となります。 こういった時は、不足している甲状腺ホルモンを補う治療を開始しなければなりません。 甲状腺ホルモンは発育や成長に欠かすことができず、また全身(脳、心臓、消化官、骨、筋肉、皮膚、その他)の新陳代謝を活発にする働きがあり、精神神経や身体の活動の調整にも働きます。