子宮筋腫 (しきゅうきんしゅ)
子宮筋腫は良性の腫瘍で、できた場所によって、子宮の内側(粘膜下筋腫)、子宮の筋肉の中(筋層内筋腫)、子宮の外側(漿膜下筋腫)に分けられます。 それ自体が生命を脅かすものではありませんが、放置していると10kgを超える大きさになることもあります。女性ホルモンによって筋腫が大きくなり、閉経後には小さくなります。複数個できることが多く、数や大きさは様々です。大きさやできた場所によって症状が違ってきます。 代表的な症状は月経量が多くなることと月経痛です。 その他の症状としては、月経以外の出血、腰痛、頻尿(トイレが近い)等があります。 症状は、できた場所によってまちまちですが、子宮の内側にできた筋腫は小さくても症状が強く、月経量が多くなります。逆に子宮の外側にできた筋腫は相当大きくなっても症状がでません。ですから、治療法もできた場所や症状によって異なってきます。若い人では妊娠しにくくなったり、流産しやすくなったりするのも大きな問題です。