水晶体(すいしょうたい)
水晶体は、眼(眼球)の中にあり、外から入ってくる光を屈折させ、その奥にある網膜と呼ばれるスクリーンに像を映すという働きをしています。物を見る時に、重要なレンズの役割をはたしている器官になるのですね。 また、単に光を屈折させるだけでなく、目にとって害のある紫外線を吸収し,紫外線が網膜に達するのを防いでいます。 水晶体はほとんど水(65%)とたん白質(35%)から成り立っており、柔らかく、血管や神経は全くありません。 厚さは4~5mm、直径9~10mm、碁石のような形をした透明なもので、小さな筋肉が付いてレンズを支えています。 この筋肉が伸び縮みすることによってレンズの厚さが変わり、様々なものにピントを合わせるようになっています。