動脈硬化(どうみゃくこうか)
動脈と呼ばれる血管には心臓が強い力で送り出した血液が流れるため、血管は弾力性と柔軟性を持ち合わせています。 ところがこの血管の壁が厚くなったり、硬くなったりして弾力性や柔軟性を失っていく事があります。この状態を「動脈硬化」と言います。 動脈硬化は、狭心症や心筋梗塞の心疾患や脳梗塞などの脳疾患、他にもいろいろな病気を起こす要因となり、いずれも死の原因となる重大な症状です。 動脈硬化は、加齢とともに進行する一種の老化現象とも言われています。 しかし、血管の状態には個人差があり、動物性脂肪の多い食事、運動不足、過度の喫煙や飲酒、そしてストレスなどの生活習慣の悪さによって大きく影響されます。さらに、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満なども動脈硬化の要因として考えられます。 この症状は、自覚症状がなく進行していきますので、本当に怖いと言えます。そのため、予防が大切な課題となってきているのです。 例えば、動脈硬化にならないための生活習慣の改善として、 ・腹八分目の食事を心がける・動物性脂肪を食べ過ぎない・塩分の摂りすぎない・適度な運動をする・禁煙する・睡眠、休養をしっかり取る などが挙げられます。ぜひ、実践していただければと思います。