ロッキング
ロッキングとは、膝でよく起きる症状です。 具体的には、膝関節の曲げ伸ばしをする時に、滑らかに動かせなくなってしまいます。膝関節の部分は、体重が大きくかかる上に、動かせる範囲も大きいので、大きな負担がかかってしまいます。なので、他の関節には無い特徴がいくつかあります。 一つには、"半月板"と呼ばれるクッションのようなものが膝関節の間に入っており、 これが両脚の下側の骨(脛骨)にある事で膝関節にかかる強い力を分散させています。他にも、強い力に耐えるため、関節の内側に靭帯が入っていて、これも他の関節にはあまり見られない構造です。このように膝関節は、特殊な構造によって補強されているのですが、それでも大きな負担によって損傷してしまう事があります。 ロッキングとは、損傷した半月板などが、膝関節の間で異物となって滑らかに膝を動かせなくなってしまう症状です。 ほとんどの場合、半月板の損傷の為に起こりますが、靱帯の損傷などで起きることもあります。